VTUBER(ブイチューバー)運営事業やマネジメントをしているYouTuber事務所、ホロライブが任天堂の著作権を侵害したと指摘され大炎上をしています。
ホロライブが炎上した経緯や任天堂の著作権を侵害していると指摘を受けている件について、詳細をまとめます。
ホロライブが著作権侵害の疑いで炎上
ホロライブやホロライブに所属するユーチューバーは、任天堂から著作物利用の許可を取得していないにも関わらず、任天堂のゲームを実況した動画を投稿し、収益を得ていたと複数のファンから指摘を受けました。
あ、ホロライブ公式のマリカ大会が非公開にされてる。
— いっしー🏰🕛🐻💎 (@Fno4A) June 3, 2020
証拠隠蔽とも取られかねないから早く公式声明出した方がいいよマジで。最悪"現在対応中"でもいいから。
これは炎上への対処にしても、不安にさせたファンへの対応としても、企業間訴訟の対策としても非常に良くないぞ。頼むからしっかりしてくれ pic.twitter.com/0AbYNAw4zH
ホロライブやホロライブ所属のVユーチューバーは、「ポケモン」や「スーパーマリオ」の実況動画を投稿していました。そして2020年6月1日、任天堂の著作物利用規約が更新された事で、ホロライブが任天堂のゲームを実況していることに注目が集まりました。
任天堂の著作物利用規約によると、個人の場合は任天堂のゲームを実況した動画を投稿して収益を得ても良いとされていますが、法人や事務所(事務所に所属しているインフルエンサー)は禁止されています。しかし法人の中でも4社のみ特別に契約がされており、著作物利用の許可が与えられています。
著作物利用の許可を得ている法人
UUUM株式会社（吉本興業所属を含む）
株式会社ソニー・ミュージックマーケティング
株式会社東京産業新聞社（ガジェット通信）
いちから株式会社
ホロライブ(カバー株式会社)は、任天堂から著作物利用の許可を得ていません。そのため、ホロライブは、ネット上で任天堂の著作権を犯していると指摘されて炎上をしています。
ホロライブは、著作権侵害を指摘された後、任天堂のゲームを実況した動画を次々と消去しているようです。
任天堂公式「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」はこちらをご覧ください。
[任天堂HP]「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を更新しました。任天堂の著作物を利用した動画や音楽、静止画を、ネットワークサービスへ投稿される際は必ずご一読ください。 https://t.co/mZbCdfprDB
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) June 1, 2020
ホロライブが謝罪
【お知らせ】
— カバー株式会社 (@cover_corp) June 5, 2020
弊社における無許諾配信の不手際のお詫びと今後の対応につきましてhttps://t.co/lWIFZH4OKn
ホロライブを運営するカバー株式会社は炎上を受けて、任天堂やファンに謝罪をしました。
ホロライブは、任天堂に許可を得ないまま配信を行っていたことを認め、そして著作物の利用について、任天堂に問い合わせをしたと説明をしました。
任天堂はホロライブ側に、過去の動画に関しては収益化をしないという条件で公開を許可したようです。今後も収益化をしないという条件であれば、ホロライブは任天堂のゲームを実況プレイすることが可能だと考えます。
要約:法人だけど今まで個人用のルールを勝手に適用して収益ONにして配信してました
— しょお(sho) (@VonFani) June 5, 2020
ファンは、ホロライブ側の謝罪を受けて、様々な意見を寄せています。一部のファンは、ホロライブ所属のVチューバーも被害者だと指摘し、炎上後の火消し対応もしっかり行って欲しいと言っています。
