多摩川には裕福なホームレスが居ると聞いたことがありませんか？多摩川のホームレス村はとても有名で、テントや橋の下で暮らしているのではなく、小屋を建てて集落を形成しています。
その有名な多摩川のホームレス村に今話題の「ジョーブログ」のジョーさんが潜入調査をしました。
2016年1月に実地された厚生労働省発表の「ホームレスの実態に関する全国調査」によると、全国のホームレスの数は6235人と報告されています。ホームレスといえば、住む家が無く、路上を彷徨っているイメージですが、東京・多摩川では月数十万円の収入を得ている裕福なホームレスが存在します。
なぜ多摩川沿いにホームレス村があるのか？
多摩川沿いという土地は、元々市区町村の境目で管轄が曖昧です。そのため、厳しく規制されてきませんでした。更に、近年では東京オリンピックが開催されることが決定したため、都心のホームレスが追いやられています。住処を失ったホームレスが彷徨い辿り着くのが多摩川沿いです。政府は、ホームレス達が都心に戻ってくるのを避けたいがために、多摩川の規制を緩くしています。
ホームレス村の実態は？
ホームレス村の住人は、小屋を建てて、そこが住む家となり生活をしています。家によっては電気が引いてあったり、無かったりと様々です。そして、畑で野菜を育てている方や、鶏や兎を飼っている住人も居ます。
ホームレスの収入は？
ホームレスの方達は、道端に落ちている非鉄金属を売って生活をしています。アルミや銅などがその例です。動画に出ている村人Bさんは月25万円ほど稼いでいるようです。その他メディア出演をしていた男性Aさんは月10万円前後の収入があるそうです。
買取の例を見てみましょう。大阪にある「株式会社大畑商事」の場合はこのようになっています。
１ｋｇ＝数百円で買い取りをしています。その他家電等の買取をしており、実に身近な色々な物が商品となることが分かりました。動画内のゴミの山は、売れなかった部分を捨てる場所だったのでしょう。
詳しい買取価格が気になる方はHPへ→
ホームレス生活の危うさ
この動画を観てホームレスが良いと思った方、だったらホームレスになりたいと思う方がいるかもしれませんが、ホームレスの生活環境はとても危ういです。政府が多摩川沿いの土地を取り締まれば、小屋や畑はすべて潰されてしまいます。なので明日住処を追い出されてもおかしくない状況です。更に、大雨や台風が来た場合に死の危険性が非常に高くなります。
重要なのは、多摩川沿いのホームレスが少し恵まれているだけという事です。大多数のホームレスの方は野宿をし、食べ物を必死に探して生きています。
ホームレスになる方達の事情は…
月に十分な収入を得ているのにホームレスをしている方のほとんどが、莫大な借金を背負い、夜逃げした方達です。金融機関やヤ○ザに追われ、どうしようもなくなり、ホームレスとなるのです。そして、近年増えているのが、うつ病患者です。精神的に追い詰められ、生活保護の申請すら怖くて出来ない、そのような方たちがホームレスとなります。
最後に
金髪の革命児ジョーさんは他にも様々な社会問題の調査を行っています。大阪の心斎橋に5年以上物乞いをしてる方「エビスさん」へのインタビュー等も行っているので、是非ご覧ください。ホームレス以外にも、A○女優へインタビュー、ホストクラブに潜入等行っています。
参考サイト
多摩川ホームレスの優雅すぎる「リア充生活」に密着！ 電子レンジや液晶テレビまで… | 日刊SPA! | ページ 2
ホームレスの約6割はうつ病!？ “路上に引きこもる”人々が生活保護を嫌がる理由｜男の健康｜ダイヤモンド・オンライン
